Write Character To File.viの改造
文字列を新規バイトストリームファイルに書き込んだり、文字列を既存のファイルに追加します。
標準のWrite Characters To File.viと同じですが、アドバイスダイアログやエラーがあった際のプロンプトの種類を指定できます。
元のままだと多少使いにくいので、改造しました。
LabVIEWに付属している高レベル関数(基本VIを組み合わせて機能を実現してあるVI)をこのように自分の使いやすいように改造して、<LabVIEWのインストール先ディレクトリ>\user.libの下に名前を変えてコピーしておくと便利です。
入力
- ファイルパス
書き込むファイルのパス名です。空(デフォルト)または無効パスの場合、VIはファイルを選択できるファイルダイアログボックスを表示します。ダイアログボックスでキャンセルを選択するとエラー43が発生します。
- 文字列
ファイルに書き込むデータです。
- ファイルに連結? 新規ファイル:F)
データを既存のファイルに追加する場合はTRUEに設定します。これをFALSEにして新規ファイルに書き込むこともできます。
- プロンプト
ファイルダイアログボックスのメッセージを指定します。
- アドバイスダイアログ?(表示:T)
新規ファイルを作るときにファイルが存在する場合に、ダイアログが必要ならば、TRUE
(デフォルト)に設定します。
- type of dialog (cont. or stop:2)
エラーが発生した場合のダイアログボックスの動作を指定します。デフォルトでは継続または停止のダイアログが出ます。
- eolを変換? (no:F)
関数がLabVIEWのEOLマーカに読み取るEOLマーカを変換するかどうかを決めます。
- エラー入力
エラーがあると何もせずに抜けます。
出力
- 新規ファイルパス
実際にデータを書き込んだファイルパスです。キャンセルされた場合はNot a pathになります。
- error out
エラーがあった場合の情報です。
ダイアグラムの解説
- Open/Create/Replace File.viのコネクタに制御器を追加して機能を拡張します。
- General Error Handler.viのtype of dialogコネクタに制御器を追加します。
制限または仕様
- ファイルパターンやデフォルト名を指定することができません。
- 拡張子を固定することができません。これは拡張子を固定するファイルダイアログを自作して対応しましょう。
ダウンロード
writechr.llb(42KB)